資格

簿記3級奮闘記(8)

商業ギルドに登録して銀行の機能が使えるようになりました。

ギルドLV1の商会が使うことができる内容は以下の3つ

  • 普通預金口座
  • 定期預金口座
  • 当座預金口座

現実世界と同じなのですが、ざっくりと内容を説明すると

普通預金口座

任意で預け入れ及び引出しができる口座。利息はとても低い。ちなみに2022年9月現在日本の普通預金金利は0.001%で仮に100万預けても貰える利息は年10円しかない。(しかも税金で2円持っていかれるので実際に貰えるのは8円)。会社間の取引でもよく使われる口座。

定期預金口座

あらかじめ決められた期間中に預け入れる口座。原則として途中で引き出すことができない。その代わり金利は普通預金より高い。とは言っても基準は0.002%なので100万預けても利息は年20円(税引前)。金利が高いのを謳い文句にしている銀行はあるがそれでも0.2%あたりが限界(100万円預けても2,000円)。会社間の取引で使われることは無いが、簿記の問題では銀行に便宜を図ってもらうために定期預金に移し替たりする問題が出題される。

当座預金口座

金利が付かないものの、小切手を使うことで現金を持ち歩かずに取引ができる便利な口座。別名「第二の財布」。会社間の取引でもよく使われる。小切手を発行(振り出す)するとこの口座より支払われる。金持ちは個人で持っている人もいるがほとんどの人は無縁の存在。

簿記3級ではこれらを使った問題が色々あります・・・。アイエルは慣れないこともあり苦戦しています。

実際に預け入れてみる

実際に普通預金口座、定期預金口座及び当座預金口座に現金を預け入れて見ます。

図1 普通預金口座への預け入れ
図2 定期預金口座への預け入れ
図3 当座預金口座への預け入れ

元々のスタート位置を下記(図4)とした場合

図4 会社立ち上げ時

借方にある現金が貸方に移動しています。持っていた借方側にある現金が貸方側に移動して現金が減ったとイメージできればと思います。そして減った現金の代わりに預金口座の預入額が増えたことになります。

等価交換の考え方で行けば

借方には増えるもの、貸方には減るものをイメージできれば問題ないと思います。過去にやったブロードソードの購入(仕入)も借方にはブロードソードが増えて、貸方には減った現金の額が記載されています。

定期預金は満期まで動かすことはできませんが、他の2つは商品の売買に使うことができますので次回はこのあたりを使ってみたいと思います。

最後に

スタート時から現金を替えたので図4から以下になります。

図5 預け入れた後のイメージ図

現金が減って預金が増えたのでこうなります。実際は決算とか色々あるのでこの状態で記載されることは無いとは思いますが、現金からの変更との考えはイメージしやすいと思います。

スタート時のイメージができていれば、現金の移動に関して理解しやすくなると思います。