本当に今更なのですが、簿記を勉強しようと思いました。
何で今更簿記を勉強しようと思ったのか
きっかけは開発業務をしていた時に思いました。
開発業務では、製品を世の中に出すためにコスト計算を行います。
このコスト計算についてですが、アイエルは電気系エンジニアですので主に部品費の見積もりを行っていました。
プロジェクトについては担当するものについては、当然行いますが製品全体については大まかにしか把握していません。
製品開発は大きく分けて電気、機械、ソフトのエンジニアが担当します。しかし、他にも取扱説明書を作成する人や工場で生産する人や販売する営業さん等様々な人が関わっています。
開発に必要な人件費、金型費等はある程度はわかるのですが、工場で組み立てて出荷し販売するところまではよくわかっていません。
なので、全体を知っておけば製品開発に役立つと思い挑戦しようと思いました。
ハードルがとてつもなく高いことがわかった
で、簿記について知っている人に相談。
「アイエル君、工場に関係する簿記は工業簿記っつーのがあってな。それ2級からやで。」
と言われました。
アイエルは簿記は1級とか3級とかあるのは知っていますが、難易度は全く知りません。
なので簡単に受かる?と聞いたら
「アホか!」
と冷たい返事が・・・。聞けば3級でも初心者には厳しいとの事。
後日本屋に行ってきました。
本屋に行っては見たものの・・・
実際に本屋に行って簿記の本を見たのですが、以下の事を感じました。
出版社が多い
受験人数が多いので取り扱っている出版社も多く、どれを選べばよいのか全くわかりませんでした。
3級でも難易度が高いと感じた
工業簿記は2級以上と聞いたので2級の本を見たのですが、「ちょっと何言ってのかわかりませんねぇ」状態になりました。じゃあ3級を見ればもうちょっとわかるかなと思いましたが、これも「アカン!」となりました。
で、本屋では・・・
結局本屋では何も買わずに帰ってきました。
どの本を見てもわからないってことは「アイエル君、君はまだこの本を見る実力ではない。出直して来なさい!」かなと思います。
電験三種も9年かけて独学で合格したアイエルは独学で行けるかもと思いましたが、間違っていたようです。
で、ネットで情報収集
簿記にも何種類か流派があるようで大きく分けると
- 日商簿記検定試験(日商簿記)
- 簿記能力検定(全経簿記)
- 簿記実務検定試験(全商簿記)
があり、特に日商簿記検定試験が有名で簿記と言えば日商簿記とまで言われています。
商工会議所の検定試験のHPでは、簿記3級の合格率は40%程度でした。2021年だけで20万人も受けているのね(複数回受験した人もいるやろうけども)。
HPを眺めていると1級、2級、3級と並んでいるその横に「簿記初級」の欄を発見。
アイエルは簿記初級を知らないので調べてみると3級の下位に位置するもので、元々は4級だったのですが受験者数が少ないので簿記初級に衣替えしたとのこと。
3級の本は厳しいと感じたので簿記初級ならと思いもう一度本屋に行きました。
そして本を購入
簿記3級と違い簿記初級は出版社が少なく本屋には2種類しかありませんでした。
1つはTAC系、もう1つは大原系で、アイエルはTAC系を購入しました。
ボリュームもあまり無く価格も1000円でした。
これをやってみて手ごたえがあれば独学で先ずは簿記初級を合格するのを目的にして、ダメならもうこれ以上はどうしようもないので簿記の講座を申し込むことにします。
簿記初級を独学でやってみた結果
結果は、難しいと感じ講習を申し込むことにしました。
ダメだった内容をを申し上げますと
算数ができるだけでは到底合格できない
計算は四則演算ができれば問題ないと思います。
しかし、計算をするための仕分けの作業を覚えるのが難しい。
電験三種では問題を解くためにベクトル図や公式を使い問題を整理してから計算を行いますが、このベクトル図や公式に相当する問題を理解して表にする作業が大変で独学では難しいと感じました。
概念は理解できたが実際にやると厳しい
最初に出てくるスタートアップ講義は大変わかりやすく理解できました。第1章の簿記の基礎は言っていることはわかるのですが、完全に理解するには至りませんでした。
そして第二章以降はそれぞれの仕分けのルールが色々書かれており、このルールを覚える必要があるのを理解しました。ただ、何故このルールを使用するのかがアイエルには理解できない部分が多くて厳しいと思いました。
本自体は読みやすい
本自体は簡潔に書いてあるので見やすいし良書だと思います。
この本自体は経理の仕事をしていて、多少かじったことのある人がステップアップするための本と思います。全くの門外漢のアイエルには仕分けのルールが理解できなかったので具体的なイメージができなかったのが原因だと考えています。
今後について
簿記2級どころか初級簿記でもつまづいているので簿記講習を受けることにします。
簿記3級の講習を受けることでこのテキストの意味を理解することができれば、簿記初級の試験も考えていきたいと思います。