資格

簿記3級奮闘記(10)

銀行の口座について、その2

手数料を払ってね

順調に成長しているアイエル商会。

そんな中ギルドから手数料徴収と小切手の使用要請を受けました。

ギルドに貢献することでLVが上がるのと、ギルドがアイエル商会が素人商会から脱却したと判断したのでしょう。

なのでギルドに以下のルールを追加

  • 今後仕訳で手数料が発生する場合がある。
  • 小切手の使用が可能になった。
  • 発送機能を追加。(重い商品や持ちきれない商品は発送費が発生するようになった。)

更にアイエルの簿記が厳しくなってきたので以下のスキルを追加

  • 簿記スキル:アイエルの中の人の勉強量に応じて簿記ができるようになる。
  • 簿記スキルはアクティブスキルとして扱う。

なんとも都合が良いようにしていますが、もうしゃーないのでこのようにします。

小切手について

小切手は当座預金に預けていると入手することができます。小切手帳を手数料を払うことで入手します。この小切手を使う事で大金を持ち歩くことなく大金を動かすことができます。

簿記では、小切手に金額とサインをして取引先に渡すことを「小切手を振り出す」と表現します。(仕訳の問題でメッチャ使われる表現)

小切手の勘定科目1:他社振り出しの場合

相手方から小切手を受け取った場合、その小切手を発行した銀行に持って行くことで記入してある金額を受け取ることができます。他の会社にその小切手を譲渡して紙幣のように扱う事ができます。このため他社振り出しの小切手は簿記では「現金」として扱います。貰った小切手はすぐ換金できるため簿記では現金として扱われるのだそうです。

小切手の勘定科目2:自社振り出しの場合

自社から小切手を振り出す場合は、小切手帳に金額とサインを入れて発行します。この行為を「小切手を振り出す」と言われます。この小切手は他社が振り出した小切手と違い現金として扱いません。他社振り出しの小切手と違い小切手は当座預金から出金されます。貰った小切手がすぐ換金できるように振り出した小切手はすぐに換金されてもおかしくありません。このため小切手を振り出した場合は同額を当座預金から引き出されたとみなします。簿記では当座預金の勘定科目を使用します。

小切手という勘定科目はない

  • 自社振り出しの小切手の勘定科目:当座預金
  • 他社振り出しの小切手の勘定科目:現金

なので、小切手は簿記では「現金」or「当座預金」のどちらかになります。

簿記3級での仕訳の問題ではこれを使った引っ掛け問題が多いので気を付けてください。

本当に引っ掛けが多いのよ・・・

実際に小切手と手数料をつかった取引です

いつものようにブロードソード2本を10万で購入。ただし、今回は小切手を振り出した取引をしてみます。

図1 自社振り出しでの取引

・・・はい、当座預金からの取引と全く同じになります。小切手は換金性が高いので、当座預金口座から出ていく準備は万全です。

で、今度はブロードソードの売却をします。2本で20万円は同じなのですが、小切手で貰う場合は以下になります。

図2 他社振り出しの小切手での取引

・・・いままでと同じですね。小切手を使った取引はいままでの取引の知識でなんとかなることがわかりました。

次回は銀行の手数料についてブログにしてみたいと思います。