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衆議院が解散した→投票に行こう

2021/10/14に衆議院が解散しました。19日公示、31日投開票との事です。

今回は政権選択の選挙になるので、沢山の人に投票して頂ければと思います。

選挙の歴史

ざっくりと歴史を眺めますと

江戸時代

選挙など無く政治に関われる人は非常に限られました。

例として寛政の三奇人に数えられる「林子平」は、幕政に関する内容の本を出したため罰せられたりしました。お上に口出ししてはいけない時代でした。ちなみにこの「奇人」は優れた人を指す言葉です。

明治時代~戦前(大日本帝国憲法時代)

明治時代となり選挙が始まりましたが、現在とは違うところもありました。

現在と大きく違うのは

  1. 選挙できるのは男性のみ
  2. 投票できる年齢は25歳以上
  3. 納税額の少ない人は投票権がなかった(大正末期で撤廃された)
  4. 貴族院(戦後の参議院)は投票できなかった

であり、だれでも投票できる状態ではありませんでした。

特に明治初期の頃は当時の全人口の1%と少なく、お金持ちしか投票できない仕組みでした。

戦後(日本国憲法)

戦後になりようやく女性も投票できるようになり、投票できる年齢も20歳以上になりました。

現在は、投票できる年齢は18歳に引き下げられています。

酒田市のHPに人口に対する有権者の割合がありました。この資料によると全人口の1%から始まった人口比率も2016年には83%まで拡大しました(勿論少子高齢化の影響もあると思いますが・・)。

酒田市のHPは下記リンクより移動できます。

https://www.city.sakata.lg.jp/kurashi/senkyo/school.html

できるだけ投票しよう

投票権は限られたお金持ちの男性から始まって、現在は男女関係なく投票権を持てるようになりました。

昔も今もお金持ちは少数で庶民は多数なのは変わりません。しかし現在は庶民も投票はできるので、できるだけ投票した方が良いと思います。個人的にはお金持ちと庶民(私もお金持ちでは決してありませんが・・・)で変わらない権利なので投票しないと損だと思います。

更に今では期日前投票も簡単にできるので便利やなぁと思ったりします。

政党とか候補者とか色々あるけれど・・・

世の中には色々な政党があり、人によって支持できる政党や候補者、支持できない政党や候補者があると思います。政党や候補者の公約等は政党や候補者のHPを確認したらよいのですが、ニュースを見ていたら嫌でも目にするので興味があれば見れば良いと思います。政党や候補を選択できて多数派が政治を行えるのが重要で、選択できないとどんな状況になってもそのまま受け入れるしかなくなります。

どの政党は良いかは人によって違う

当たり前ですが、人それぞれ環境が違うのでどの政党が自分にとって共感できるかは違います。

税金を例に挙げれば、お金持ちだと累進課税の強化は反対(消費税を上げたほうがマシ)ですし、庶民だと逆に累進課税や法人税の強化に賛成になります。税金を払いたくないのは誰でも同じです・・・

政党を選択できる幸せ

信じられないかもしれませんが、私はどの政党も目的はこの国を良くしたいと思っています。ただこの目的に対する具体的な手段が政党によって違うのでどの政党が良いかは人によって違うと考えています。

そして先にも述べましたが、この手段(政党)が複数ありそれを選択できるのが幸せな事だと思っています。

変わらないから行かないのはもったいない

ニュースで「投票しても何も変わらないから行かない」意見を見かけることがあります。

私が選挙権を持ってから過去2回政権が非自民になっとことがあります。

できれば「変わらないから行かない」のではなく「変わるまで行き続ける」となってもらえればと思います。「票田」の言葉があるように、ある集団が自分たちの利益を最大化するために特定の政党に投票することもあります。必ず投票する集団は投票をしない人を歓迎します。

最後に・・・

投票は誰が投票したかは確認されますが、その人は誰に投票したかはわからないようになっています。自ら公表しなければわからないようになっていますので、市議選も含めてできるだけ投票して頂ければと思います。

大昔は間接的にも政治に参加できない人が大勢いたのですから・・・